華やかに「世界料理サミット2009」開催 世界の一流シェフ集う
世界の一流シェフたちが集う「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」(世界料理サミット実行委員会主催)がこのほど、東京国際フォーラムで開催された。国内外の料理人・料理文化の国際交流、日本食文化の世界への発信、そして食育に対する関心の向上を目的に華やかな雰囲気で行われ、多数の来場者が訪れた。最先端料理を通じて不況に強い元気な食をアピールした。
開催セレモニーでは、名誉総裁の高円宮憲仁妃久子殿下が「料理に対する哲学を持つ一流シェフが集い、日本の食文化を広く世界へ発信する今イベントは、食への正しい理解を促すものでもある」と大会を支持。総裁の小泉純一郎元総理大臣・衆議院議員は「大会を通じて日本料理の素晴らしさを世界に発信したい」とあいさつした。
開会を記念して、服部幸應実行委員長がシェフや関係者とともに開催のかけ声を一斉に唱和した。大会の重要テーマである「食育」の浸透を祈願し、「Let’s SHOKUIKU!(食育)」と会場を盛り上げた。
料理実演では、仏・伊・英・米・豪・中国・スペイン・日本の一流シェフがハイレベルな調理技術を惜しみなく披露した。「世紀のシェフ」ジョエル・ロブション氏や「分子料理法」で知られるグラント・アケッツ氏など有名シェフの最先端技術を間近で見られることもあり、多くの称賛があがった。
併設の展示会では、有名シェフによるイベントのほか、各種セミナー、イートインコーナーを設置し、有名レストランからの特別メニューを提供した。