時代にハマる即戦力製品:パナソニック産機システムズ 業界初の屋外専用冷凍庫

2020.10.05 500号 09面
「屋外専用冷凍庫」

「屋外専用冷凍庫」

 ●無人で受け取り、一時保管 業界初の屋外専用冷凍庫

 パナソニック産機システムズは、業界初となる「屋外専用冷凍庫」の受注販売を開始した。同社は2003年から「屋外専用冷蔵庫」(庫内温度設定+2℃~+23℃、使用可能周囲温度-20℃~+35℃)を販売し、屋外で無人もしくは非対面で受け取り・一時保管ができるなど省人化に役立つことから24時間営業ができないコンビニ等で導入が進んでいる。

 同品の発売開始により、冷蔵・冷凍と保管温度帯が広がったことから新たな市場の広がりが見込まれる。また、非対面・非接触で受け取り・一時保管が可能なため従業員の新型コロナウイルス感染対策としても注目されている。

 「屋外専用冷凍庫」は、屋外設置時(周囲温度-20℃~+35℃)において、冷凍温度帯(-25℃~+15℃)での保管が可能(ただし、直射日光があたる、日光の照り返しの影響を受けるなどの設置場所の場合には庇などの設置が必要)。IPX4相当の防雨構造、低外気温時でも円滑な扉の開閉を可能とするための扉ヒーター仕様による凍結防止対策、盗難・いたずら防止対策など屋外設置、無人荷受けに適した装備・機能が搭載されている。また必要な時間のみ通電させる運転タイマー機能も搭載し、省エネに配慮した設計となっている。同社の遠隔データサービス「エスクーボ」(オプション)と連携させることで、本部での庫内温度の一元管理も可能だ。価格は、オープン価格だが、1台当たり50万円程度の販売価格を想定している。

 仕様は「屋外専用冷凍庫」「屋外専用冷蔵庫」ともに1枚扉で有効内容積555L、外形・幅852mm×奥行666mm×高さ2061mm、内形・幅710mm×奥行503mm×高さ1600mm、製品質量98kg、設置面積0.567平方m。

 「屋外専用冷蔵庫」は2枚扉の有効内容積1020L、外形・幅1092mm×奥行854mm×高さ2061mm、内形・幅950mm×奥行683mm×高さ1600mm、製品質量133kg、設置面積0.933平方mもラインアップされる。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら