●お酒を飲まなければサクッと利用できるお店へ

マスク着用の制限が解除され、飲食店やレジャーなど街に活気が出てきているように感じます。その中でも今回は、会社帰りの外食の現状について、出社日の夜外食をテーマに「ファンくる」会員1012人（男性293人、女性719人）に調査を実施しました。

「夜は何人で外食することが多いですか？」という質問に、最も多かったのは「2人」で49％、次に「1人」30％、「3人」25％、「4人」17％、「5人以上」9％という結果になりました。よく利用するジャンルとして最も多かったのは、「居酒屋」46％、次いで「ラーメン」32％、「ファミリーレストラン」30％と続いています。居酒屋でお酒と共に食事を楽しむ人が多いものの、ラーメンやファミリーレストランなど、短時間で手軽に利用できる業態が支持されているようです。

世代を問わずよく利用されている居酒屋ですが、はしご利用は22％にとどまっており、2軒目に行かない人が多いようです。それに伴い、1回の夜外食当たりに使う金額は1人当たり「1000～2000円」が41％と最も多く、「4000円以上」使う人は13％と、食事のみまたは1軒でサクッと飲む外食が主流になっていることがうかがえます。

リモートワークの普及により大人数で外食する機会が減り、お酒を含まない外食の機会が増えた方も多いでしょう。実際に私も、座敷がある居酒屋での大人数の飲み会のようなものはほとんどなくなり、少人数、短い時間で楽しめるお店を選択する機会が増えました。そんな変化に伴い、消費者のお店選びも変化しつつあるというわけです。

●ファンくる

国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。／運営＝（株）ファンくる