3大コンビニ 売れ筋商品ランキング おにぎり・お寿司編(2023年6月調査)
IDレシートデータから日本食糧新聞社が加工した3大コンビニの売れ筋商品情報を毎号ピックアップ。今号は2023年6月1日~30日の期間における「おにぎり・お寿司」の男女別売上げランキングをご紹介。
ランキング表作成:日本食糧新聞社・新製品事業部/データ提供:フェリカネットワークス社
おにぎりの定番具材といえば、ツナマヨと鮭が安定した人気で、各社上位にランクインしている。
「塩むすび」も人気だが、特に男性に好まれているのがデータから読み取れる。セブンイレブンでは、人気のツナマヨ、鮭に次ぐ3位にランクインしていた。ローソンでは「金しゃりおにぎり 塩にぎり」「福井県産いちほまれ使用 塩にぎり」の2種類が男性16位、女性14、16位にランクインしており、ブランド米のおいしさを手軽に味わえるのは魅力だ。
変わり種商品は、各社バラエティー豊かなラインアップ。「阿部商店監修いかめしおむすび(セブンイレブン)」のような、有名店監修商品や、「スーパー大麦鮭わかめ(ファミリーマート)」「食物繊維が摂れる枝豆と塩昆布おにぎり(ローソン)」のような健康志向に応える商品が上位に入っている。
寿司は、おにぎりよりも順位は低いが、「納豆巻」「いなり寿司」「サーモン」「シーチキンマヨネーズ」「ねぎとろ」といった具材が人気で、女性の方が順位が高い傾向が見られた。
○IDレシートデータ=約3万人の生活者から集まる買い物レシートを、フェリカネットワークス社が200チェーン、325万商品の独自マスタによって解析した流通横断の購買データベース
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◆セブンイレブン
○男女1位 「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」 151.2円(税込み)/259kcal
老舗米屋監修の上品さ
4月の購入調査時から11.2円値上げ。京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」監修のご飯を使用。コメの香りが感じられるご飯とツナマヨのバランスのよさはさすが。料亭のおにぎりのような上品さが感じられる。
○男女2位 「手巻おにぎり 紅しゃけ」 189円(税込み)/175kcal
香ばしい紅しゃけの実力
4月の購入調査時から10.8円値上げ。炭火焼熟成紅鮭は香ばしさが感じられ、鮭の分量は控えめながらも最後までおいしく食べられる。海苔の風味も強めで、噛み切りやすいのもうれしい。
◆ローソン
○男女1位 「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」 135円(税込み)/235kcal
むすび具合しっかりめ
4月の購入調査時から価格変更なし。シーチキンがぎっしり入っていて、満足度は高い。マヨのコクが濃いめの味付け。むすび具合はしっかりめで、ご飯がポロポロとこぼれづらく安心してかぶりつける。
○女性2位 「金しゃり おにぎり 焼さけハラミ」 279円(税込み)/195kcal
鮭食べてる感は断トツ
4月の購入調査時から11円値上げ。分厚い切り身で鮭らしい食感と味わいも申し分なく、他の鮭おにぎりと比べて「鮭を食べてる!」感は断トツ。他の鮭おにぎりと比べて高めの価格だが、十分納得できる。
◆ファミリーマート
○男性1位 「手巻シーチキン マヨネーズ」 155円(税込み)/224kcal
少し甘めの万人好み
4月の購入調査時から20円値上げ。「国産米ふっくらご飯」を訴求しており、ふわっと口中で軟らかくほどける空気の含ませ具合がよい。ほんのり甘めでコクのあるシーチキンは、誰もが好む味わい。
○女性1位 「直巻焼しゃけ」 150円(税込み)/185kcal
家庭の味に近い
4月の購入調査時から15円値上げ。鮭のおにぎりは、パリパリ海苔タイプよりもご飯に直で巻いてあるタイプの方が人気が高いというのは興味深い。家庭で作るおにぎりを思わせる雰囲気が好ましい。
●個数%=コンビニ各社の全商品購入総数(男女別)を100%としたときの割合
●ユーザー率(%)=コンビニ各社の購入者の総人数(男女合計)を100%としたときの割合
※販売終了、リニューアル等、現在の販売状況は定かではありません。
※価格、カロリーは編集部が購入した商品表記の情報です。販売終了の商品については、後継と想定される商品を購入。