ニッカ、低価格経済酒「ほろよか・・・」2品、3月23日から業務用に北海道限定で発売

ニッカウヰスキー(株)(東京都港区、03・3498・9258)は、現在消費量が順調に伸びている焼酎と同じ感覚の、気軽に飲める新タイプの低価格経済酒として「ほろよかホワイトゴールド」「同ゴールド」二品(リキュール類)を、3月23日から北海道地区限定で発売する。ライ麦スピリッツをベースに熟成させたリキュールで、アルコール分二〇%、七二〇ml入りで価格も七二〇円と、洋酒ならではのおいしさと焼酎感覚の気軽さを両立させた商品。

とりあえず業務店向けに発売し、甲類焼酎の一大消費市場となっている北海道での反応を確かめる。初年度の販売目標一万五〇〇〇ケース。

「ほろよかホワイトゴールド」は、厳選したカナダ産ライ麦スピリッツを十分に熟成、活性炭濾過でクリアに仕上げ、とうもろこしが主原料のスピリッツをブレンドして、スムーズな口当たりとすっきりとした味わいを実現した。「ほろよかゴールド」は、同じく厳選したカナダ産ライ麦スピリッツとカリブ産のラムをそれぞれ熟成、独自のブレンド技術で琥珀色の熟成感と豊かな香り、コクのある新しい味わいの酒とした。

同社では、低価格経済酒のラインアップとして「ゴールド・ニッキー」(アルコール分三九%、七二〇ml、九〇〇円)、「ホワイト・ニッキー」(同三七%、六四〇ml、七二〇円)、「ラム&ライほろよかブレンド」(同二五%、六四〇ml、六七〇円)、「ニッキー・ソフト」(同)などを発売してきた。一方、昨年4月からは手軽においしい水割りウイスキーが飲める「スーパーニッカ&ウォーター」などの水割りウイスキーを発売したが、度数や容量などでラインアップの充実が望まれていた。今回の新製品は、これらの商品ラインアップの強化の一環としての狙いもある、と流通筋ではみている。

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