穀粉・製菓原材料特集 桜葉漬け、加工業者の手持ちは薄い

菓子 特集 1996.12.23 8143号 9面

【静岡】桜葉は年明け後から本格的な需要期に入る。早春を告げる桜もちは和菓子屋のウインドーにはなくてはならないものだ。桜もちを包む桜葉は伊豆半島で採れる大島桜が原料葉だ。近年は桜葉を栽培する農家が高齢者でやめていく一方。中国へ大島桜の種子を持ち込んで現地で栽培、摘葉後、塩蔵加工して輸入するようになったが輸入量はまだ僅かだ。国内の生産量は四万缶(一缶五〇〇〇枚入り)余り。需要量の約六~七割を国産で賄っているが三~四割が不足。その一部に中国産が使われている。

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