84年イギリスシーフードショーにて。積極的な世界進出で“オオサキ”ブランドを築いていった
●広島・草津港から世界へ進出 「オオサキ」ブランド構築 大崎誠一氏は、祖父信一氏が創業し、父である勝一氏が経営するかまぼこ製造業・大崎水産の3代目として47年広島市で生まれた。広島大学で動物学を専攻した後、72年に大崎水産へ入社。以来、勝一氏が製造担当、誠一氏が営業を担当し事業を拡大させてきた。 同社最大の功績は、74年に開発された、かに風味かまぼこ「カニカマ」だ。50年から従来の板かまぼこ製造から特殊珍味かまぼこ製造へと