内藤京都府立医科大教授、健康長寿へ「代謝物に注目」 腸内細菌の研究

ニュース 総合 2024.04.03 12738号 08面
内藤裕二教授

内藤裕二教授

 京都府立医科大学大学院医学研究科教授の内藤裕二氏は19日、ミツカン新ブランド発表会で講演し、腸内細菌の研究については「これからは菌の種類ではなく、代謝物の時代。腸内細菌が必要とするエサを届けることが健康長寿に非常に重要だ」と強調した。
 これまでの栄養学は、消化・吸収・排せつというセントラルドグマであったが、現在は消化と吸収の間にある発酵に注目が集まっている。その発酵の結果として、短鎖脂肪酸、アミノ酸、脂質、ガス分子などが産出され、こうした代謝物が体

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