FABEX東京2024 「食専門の本屋」が出現
10日に開幕した「FABEX東京2024」の会場に「食専門の本屋」が出現した。
日本食糧新聞社の書籍販売を担当する読者サービス本部は、「町の本屋」をコンセプトにしながら食品専門紙としての知見を生かし、セレクトした「食の専門書籍」で構成するブースを展開している。
ネット販売の拡大で町から急速に書店が消えている。出版文化産業振興財団の調査では、22年9月時点で全国の「書店ゼロ」の市町村は26%となった。こうした中、展示会場に出現した「食専門の本屋」には、多くの来場者が訪れるなど活況を呈している。書籍購入者からは「ネットでは味わえないリアルな書店の良さを再認識した」「業務に関係する専門書を見つけることができた」「昔読んだ『乾物入門』を後輩にプレゼントするために購入した」などの声が寄せられている。(青柳英明)
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