写真1 イムノクロマト法によるアレルゲン定性検査キット(例:くるみ) 筆者撮影
近年、食物アレルギーを持つ人は子どもを中心に増え続けており、食品企業が果たす役割も高まってきている。一方、食物アレルギー表示の不備による食品回収が数多く発生しており、製造現場における食物アレルゲン管理に加え、正しい表示の徹底も求められている。そこで今回は、食物アレルギーの基礎知識やアレルゲンマップを活用した管理手法、従業員教育などに関する専門家による解説のほか、食物アレルギー表示の動向、先進的な企業事例、食物アレルゲン管理ツールを紹介する。