サッポロビールら、12回目のキャンペーン CO2削減へ貢献を
【北海道】サッポロビールとコープさっぽろ、ポッカサッポロ北海道、マルハニチロ、カルビー、ホクレン、よつ葉乳業、北海道コカ・コーラボトリング、日糧製パンの9社・団体と北海道は21日から、対象商品売上げに応じCO2削減に貢献する「北海道の森に海に乾杯!」共同キャンペーンを実施。企画は今年12回目で、20日にはサッポロファクトリーアトリウムで記者発表が行われた。
同取組みは13年11月、CO2削減を目的に北海道と包括連携協定を結ぶサッポログループとコープさっぽろの共同企画としてスタート。行政・小売・メーカーが協働で実施する組合員参加型のキャンペーンでコープさっぽろの店舗や宅配トドックで「サッポロ クラシック」など参加各社の対象商品を購入すると、商品に応じた定額のCO2をカーボン・オフセット(削減できないCO2排出量を埋め合わせること)し、道内の森林保全活動につなげるもの。売上げの一部は「コープ未来の森づくり基金」など道内12のプロジェクト、基金に寄付されるほか、海の保全活動にも貢献。24年度はオフセット量240t、排出権購入額240万円を想定しており、12年間の通算オフセット量は1895t、排出権購入額は2616万円となる。
記者発表でコープさっぽろの大見英明理事長は「取り組みは12年たったがこれで終わりではない。地球環境が良くなるまで毎年続けたい」と意欲を述べ、北海道の三橋剛副知事は「消費者が地球温暖化防止につながる豊かな森や海を育む大変意義深い事業。北海道としても大いにPRしていきたい」と語った。(角守建哉)