食品ニューテクノロジー研究会「酪酸菌新たな機能開発とその応用」テーマに18日開催
●Webでライブ配信も
日本食糧新聞社主催の食品ニューテクノロジー研究会は「酪酸菌新たな機能開発とその応用」のテーマで、座長に日本醤油技術センター理事長の春見隆文氏を迎え、7月18日に東京・入船「食情報館」で講演会を開催する。
酪酸菌は人の腸内に生息して短鎖脂肪酸の一種である酪酸を産生する菌の総称で、Clostridium属菌がその代表である。酪酸は腸菅粘膜のエネルギー源であり、腸管上皮細胞の増殖、炎症性サイトカインの抑制、乳酸菌やビフィズス菌を活性化して腸内フローラのバランスを整えるなど、人の健康維持に大きな役割を果たしていることが知られ、多くの研究報告がある。
一方、まだそれほど多くはないものの、酪酸菌の左記以外の有用機能に着目した研究開発も増えつつあり、注目されている。
その事例の一つとして、Clostridium属菌の中でもMIYAIRI株としてよく知られたClostridium butyricum MII-588株を中心に、酪酸菌の新たな機能の探索動向とその応用につき、当該分野で活躍中の先生を招き新たな酪酸菌利用の可能性を展望する機会とする。
▼日時=7月18日(木)午後1時30分~4時30分▼会場=食情報館(東京都中央区入船3-2-10、アーバンネット入船ビル4階)▼参加費=一般参加者1人1万6500円(税込み)、食品ニューテクノロジー研究会会員無料▼座長=日本醤油技術センター理事長・春見隆文氏▼講師=(1)「酪酸菌Clostridium butyricum MII-588株の開発経緯とその展望」エースバイオプロダクト代表取締役・滝澤穣氏(2)「酪酸菌Clostridium butyricum MII-588株を用いた糖尿病対策資材の開発」東京農工大学農学部付属動物医療センター専任教授・田中綾氏
▼問い合わせ=日本食糧新聞社事業本部、電話03・3537・1310、FAX03・3537・1071、https://bit.ly/3PBGKpn
※セミナーをWebでライブ配信(Zoom)