食料自給率、23年度微増 物価高反映も 生産額は60%台まで回復

総合 ニュース 2024.08.09 12803号 02面

 農林水産省が8日発表した23年度のカロリーベース食料自給率は前年度と同じく38%だったが、小数点込みでは38.19%で前年の37.76%から微増となった。主要因として、前年より国産小麦の生産量が増えた。また原料の多くを輸入する油脂類の消費量が減少し、畜産物は牛肉の輸入量が減少したが、これらは円安や輸入物価高による節約志向の反映とも考えられる。
 カロリーベース計算式の分母となる「1人1日当たり供給熱量」は、前年比50キロカロリー減の2203キロカロリ

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