胃心伝真=浦上郁夫さんの遺志

総合 コラム 2024.08.09 12803号 01面

 日本の財団がラオスで自立型学校給食の実現に長年取り組んでいる。校庭での作物の自給などをサポートし、資金援助を必要としない持続的な給食モデルの確立を目指すものだ。22年には支援校の成功事例マニュアルがラオス全土の小学校に共有された▼この活動の主体を浦上食品・食文化振興財団という。ハウス食品工業(現・ハウス食品グループ本社)の2代目社長、浦上郁夫氏の遺志をくんで86年に設立された組織だ▼浦上氏は85年8月12日、航空史上空前の惨事となった日航機墜落事故に巻き込まれて亡くなった。

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