開発した生成AIについて解説するプロジェクトの関係者ら。農研機構を“ハブ”に生産技術の継承と横展開を目指す
農研機構は高度な農業知識を学習させた生成AIを開発し、21日から三重県での試験運用を開始した。インターネット上の公開情報だけでなく、全国の農業機関や生産現場が持つ専門的な情報を収集して精度を高めた。農業特化型生成AIの開発は全国初の試み。今後は、さらに追加学習を行うことで、地域や作物ごとに適したローカルモデルを展開し、農業従事者の知識習得や新規就農者の早期育成につなげる。
開発に当たっては、農業に関する一般的な知識や各種データに加え、農研機構に蓄積