国産化に針路をとれ:本わさびの生産守る 商標化で価値向上 業界超え横断的取組みを

調味料 ニュース 2024.12.20 12870号 01面
日本加工わさび協会が制定したマーク

日本加工わさび協会が制定したマーク

安曇野のわさび田(今年3月の様子。手前は生育が進んでいるが、奥はあまり育っていない)

安曇野のわさび田(今年3月の様子。手前は生育が進んでいるが、奥はあまり育っていない)

 日本古来の香辛料として親しまれている本わさびの国内生産が揺らいでいる。ここ数年、国産本わさびの生産量の減少が目立ち始め、令和5年の本わさび生産量は全国で1383.6tと令和2年と比較するとほぼ20%減少した(農林水産省特用林産物生産統計調査より)。畑わさびは比較的堅調な推移を続けているが、沢わさびは令和3年の1216.8tを最後に令和4年が958.2t、令和5年が809.5tと減少基調が明らかだ。国産本わさびの生産を守る動きが本格的に求められている。

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