副菜紹介：しば漬け入りのポテトサラダ　ハンバーグ定食1人前　1,650円（税込み）　1.5人前2,130円（税込み）　客から「なぜピンク色？」と尋ねられることもしばしば。それがコミュニケーションのきっかけにもなっている

1人前。小ぶりのハンバーグは牛、豚、三合いびき（牛豚羊）、マグロ、鯛の5種類から2～3種選べるシステムが人気の秘密

　●はみ出す盛り付けのレタス使いも秀逸

　“盛りだくさん”ぶりが見事。1650円の1人前で4個、2130円の1.5人前で6個盛り付けられる小ぶりのハンバーグとポテトサラダは鉄板付きの木目のゲタに。黒塗りのトレイには白飯と赤だしの味噌汁に加え、お新香、きんぴら、2種類のソースが並ぶ。そして同品の“名脇役”として特筆したいのが、ハンバーグの横に添えられているポテトサラダだ。ポイントは、まるでストロベリーアイスのような「ピンク色」が施されている点だ。

　実はこれ、ポテトサラダに刻んだしば漬けを練り込み、「ゆかり」をトッピングしたもの。2022年のオープン当初から採用しているという。「ハンバーグはランチとしては重たい食事。少しでも食後感を軽くするにはどうするか考える中で、ポテトサラダに酸味の利いたしば漬けを加えることを思いつきました」と森本健太店長は語る。原点は居酒屋で食べたいぶりがっこ入りのポテトサラダだそうだ。

　最初は笹の葉の上に盛っていたが臭いがついてしまうことからサニーレタスにチェンジ。“はみ出す盛り付け”のダイナミック感も秀逸で、ビジュアル面の高い完成度がSNS拡散につながっている。

　●店舗情報

　「挽肉屋神徳」

　所在地＝東京都中央区銀座3-11-16／VORT銀座イースト1階