ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:フードコートの利用シーンに迫る!

2025.07.07 557号 06面
Q.フードコート内でよく利用するジャンルの飲食店は?

Q.フードコート内でよく利用するジャンルの飲食店は?

Q.フードコートで気に入ったお店を家族・友人に紹介したことはありますか?

Q.フードコートで気に入ったお店を家族・友人に紹介したことはありますか?

 ●新たなファンが路面店に広がる?

 家族でショッピングモールへ出かけると、つい立ち寄ってしまうのがフードコート。子どもから大人まで、それぞれが好きなメニューを選べる気軽さが魅力ですが、では実際に、消費者はどんなタイミングでフードコートを利用し、どんな楽しみ方をしているのでしょうか。

 今回はこれまでにフードコートを利用したことがある「ファンくる」会員637人(男性175人、女性462人)を対象に、フードコートに関する意識調査を実施しました。

 調査の結果、フードコートの利用頻度は「2~3ヵ月に1回」が28%、「月に1回程度」が27%と、全体の半数以上が定期的に利用していることがわかりました。主な利用シーンはショッピングモール内のフードコートに、特に子どもを含む家族と、土日の昼間に訪れるケースが多く見られました。また、目的の多くは「食事そのもの」であり、ハンバーガーやファストフードなど、手軽に楽しめるメニューが選ばれる傾向が強く見られました。

 「フードコートで初めて知ったお店に、後日、路面店や単独店舗に行ったことがありますか?」という問いには、「ないが興味はある」が47%と最も多く、次いで「何度もある」が21%、「1回ある」が11%という結果になりました。フードコートがきっかけで新しいブランドに出合い、そこから興味を持つ人が一定数いることがわかります。

 また、「フードコートで気に入ったお店を、家族・友人に紹介したことはありますか?」という質問では、「たまにある」が47%、「よくある」が9%、「紹介はしないが話題に出たことはある」が16%と、口コミや会話の中で話題にのぼることも少なくないようです。

 今回の調査を通じて、フードコートがただ食べるだけの場所ではなく、家族のコミュニケーションや新たなお店との出合い、そしてちょっとした話題を生み出すきっかけにもなっているということがうかがえました。気軽さと安心感に包まれたフードコートは、これからの飲食体験において、より多様な可能性を秘めているのかもしれません。

 ●ファンくる

 国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。/運営=(株)ファンくる

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら