阪神・淡路大震災から30年 日本災害食学会レポート

阪神・淡路大震災から30年 日本災害食学会レポート(4)温かい食事の大切さ

山本潤一社長

山本潤一社長

 冷たく硬いおにぎりで命をつないだ阪神・淡路大震災被災者。当時は簡便に食品を温める手段に乏しく、温かい食事への要望がほとんど聞かれなかった。だが近年、寒冷期の被災経験を背景に「温かく、質の高い食事」へのニーズが官民ともに高まっている。ガスや電気のライフラインが停止した状況下でも温かい食事の提供を可能とする、発熱剤を活用したアウトドア製品を展開する山本商事の山本潤一社長は、加熱器具や安定熱源について講演するとともに、同社製品を活用した温かい災害食の有用性に関する共同研究成果を発

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