水産資源の持続可能な活用(9)水産物の流通・消費の変化

2026.01.01 345号 10面
コンビニエンスストアで購入したレンジ調理水産食品(筆者撮影)

コンビニエンスストアで購入したレンジ調理水産食品(筆者撮影)

 2026年を迎え、この一年の皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。
 お正月といえばお節料理だが、お節料理には水産物が欠かせない。家計における12月の水産物の購入量は、ほかの月の倍に増加する。私たち日本人と水産物が切っても切れない関係にあることを改めて感じる季節である。しかしながら、数の子やエビなど輸入に頼っている素材も多く、現在の水産物需給が輸入水産物を抜きにしては語れないことを端的に表している。
 お正月はさておき、普段の水

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