いま「ピンチョス」ブーム、スペインを売る都内の繁盛3店:ピンチョス・ベポ

2002.09.02 259号 3面

都営三田線の内幸町駅から徒歩一分。改札から直結したビルの地下にある「ピンチョス・ベポ」は全二四席がディナータイムに二回転する繁盛店。平日でも予約いっぱいで、フリー客を断るほどだ。

ピンチョスの専門店としてリニューアルオープンしてから約一年三ヵ月。話題のメニューの発信源として多忙を極めている。オーナーシェフ、ホセさんのピンチョスは四九種類。写真付きのメニューを見ながら選べるので、楽しさも倍増する。ファストフードスタイルで、ほとんどのメニューがテークアウト可能。一個一五〇円からとリーズナブルで、ボリュームも満点、味も本格派だ。ディナーメニューでは「ピンチョスの九種盛り」(一五〇〇円)が人気だ。

本格的なパエーリャはサイズが二種類。二~三人前のSサイズ(三〇〇〇円)。三~四人前のMサイズ(四三〇〇円)がある。アルコールで人気なのは二種類のスペインビール(七〇〇円)だ。

ホセさんは「ピンチョスを紹介してから、こんなに追従する店が増えるとは思いませんでした。今後の方針を思案中なんです」と困惑気味。

現在、取材はお断り。次の展開に向けてまい進しているのだという。

◆店舗データ

「ピンチョス・ベポ」(東京都千代田区内幸町二‐二‐二、富国生命ビル地下二階、電話03・3597・0312)営業時間=午前11時~午後2時、5時~10時(ラストオーダーは9時)土日曜、祝日休み/坪数席数=一〇坪二四席/客単価=三〇〇〇円

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