データで見る食のトレンド(23)好きなおかずベスト15
東京放送が毎年実施している「総合嗜好調査」(調査対象は一三~五九歳の男女、東京地域一七二五人、阪神地域八五一人、計二五七六人へ依頼、有効回収数は毎年、東京一〇〇〇人、阪神五〇〇人前後を回収)によると、二〇〇二年の好きなおかずベスト15は別表のとおり。
第一位は「ギョウザ」で、半数弱の人が好きなおかずとして挙げる。次いで、「焼き肉」「刺身」(赤身・白身)「焼き魚」がベスト5となる。「ギョウザ」と魚系メニューの健闘が目をひく。
六年前の調査と比較してみよう。最も伸びが著しいのは「ギョウザ」と「とんかつ・串カツ」である。六年間で3ポイントの伸びを示す。
次いで、「白身の刺身」「焼き鳥」「赤身の刺身」「春巻」「麻婆豆腐」「カキフライ」「ハンバーグ」「酢豚」と続く。特に、「ギョウザ」を筆頭に「春巻」「酢豚」と中華系メニューの伸びが注目されよう。
一方、伸びが減少傾向にあるものを挙げると、「ビーフステーキ」が五・四ポイント減、「味噌汁・赤だし」三・七ポイント減、「天ぷら」と「茶碗蒸し」各三・二ポイント減、「すき焼き」二・二ポイント減が目立つ。
BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)の影響による牛肉系メニューの減少傾向、「味噌汁」「豚汁」「ポタージュスープ」「ビーフシチュー」など汁物系メニュー離れが進行している。
高齢社会の到来とともに、栄養バランスに富む具だくさんの汁物系メニューのさらなる開発とプロモーションが問われているといえよう。
(諏訪東京理科大学経営情報学部教授 山腰光樹)
順位 料理名(%) 過去6年間の伸び率(%)
1 ギョウザ (44.8) 3.0
2 焼き肉 (37.0) -0.1
3 赤身の刺身 (36.1) 2.1
4 白身の刺身 (35.1) 2.7
5 焼き魚 (34.2) 0.8
6 味噌汁・赤だし (33.8) -3.7
7 天ぷら (33.5) -3.2
8 とんかつ・串カツ(33.1) 3.0
9 焼き鳥 (33.0) 2.4
10 豚汁 (32.5) -0.1
11 すき焼き (31.7) -2.2
12 しゃぶしゃぶ (31.3) -1.3
13 エビフライ (31.2) 0.0
14 カキフライ (29.0) 1.6
15 ウナギ蒲焼き (28.4) -1.2













