データで見る食のトレンド(23)好きなおかずベスト15

2003.02.03 265号 11面

東京放送が毎年実施している「総合嗜好調査」(調査対象は一三~五九歳の男女、東京地域一七二五人、阪神地域八五一人、計二五七六人へ依頼、有効回収数は毎年、東京一〇〇〇人、阪神五〇〇人前後を回収)によると、二〇〇二年の好きなおかずベスト15は別表のとおり。

第一位は「ギョウザ」で、半数弱の人が好きなおかずとして挙げる。次いで、「焼き肉」「刺身」(赤身・白身)「焼き魚」がベスト5となる。「ギョウザ」と魚系メニューの健闘が目をひく。

六年前の調査と比較してみよう。最も伸びが著しいのは「ギョウザ」と「とんかつ・串カツ」である。六年間で3ポイントの伸びを示す。

次いで、「白身の刺身」「焼き鳥」「赤身の刺身」「春巻」「麻婆豆腐」「カキフライ」「ハンバーグ」「酢豚」と続く。特に、「ギョウザ」を筆頭に「春巻」「酢豚」と中華系メニューの伸びが注目されよう。

一方、伸びが減少傾向にあるものを挙げると、「ビーフステーキ」が五・四ポイント減、「味噌汁・赤だし」三・七ポイント減、「天ぷら」と「茶碗蒸し」各三・二ポイント減、「すき焼き」二・二ポイント減が目立つ。

BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)の影響による牛肉系メニューの減少傾向、「味噌汁」「豚汁」「ポタージュスープ」「ビーフシチュー」など汁物系メニュー離れが進行している。

高齢社会の到来とともに、栄養バランスに富む具だくさんの汁物系メニューのさらなる開発とプロモーションが問われているといえよう。

(諏訪東京理科大学経営情報学部教授 山腰光樹)

順位   料理名(%)      過去6年間の伸び率(%)

1 ギョウザ    (44.8)   3.0

2 焼き肉     (37.0)  -0.1

3 赤身の刺身   (36.1)   2.1

4 白身の刺身   (35.1)   2.7

5 焼き魚     (34.2)   0.8

6 味噌汁・赤だし (33.8)  -3.7

7 天ぷら     (33.5)  -3.2

8 とんかつ・串カツ(33.1)   3.0

9 焼き鳥     (33.0)   2.4

10 豚汁      (32.5)  -0.1

11 すき焼き    (31.7)  -2.2

12 しゃぶしゃぶ  (31.3)  -1.3

13 エビフライ   (31.2)   0.0

14 カキフライ   (29.0)   1.6

15 ウナギ蒲焼き  (28.4)  -1.2

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