パスタ繁盛店メニュー紹介:「RYU-RYU」

2003.07.07 270号 6面

神戸・大阪を中心としたスパゲティ専門店「RYU‐RYU」(リュリュ)。駅構内にある阪急六甲駅店は、ランチタイムは学生、夜は周辺のファミリーの来店が多い。

ベーシックから個性的なメニューまでが並ぶこの店で、人気なのは和牛スジを使ったメニュー。なかでも、「和牛スジとたっぷりネギのペペロンチーノ・ミックスハーブ風味」は、一番よく出ている。

長時間ボイルして臭みを取った和牛スジを、さらに醤油・砂糖・酒・みりんで、ゆっくりと煮る。ゆであがったスパゲティを、和牛スジとオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪であえ、さらに刻みネギをたっぷり。最後にオリジナルのハーブを振りかける。

ハーブは、バジル、オレガノ、ローズマリーなど七種類をブレンド。こってりとした味わいの和牛スジに、ネギやハーブ、それにオリーブオイルがマッチし、濃厚でありながら、さわやかさのある一品だ。

「甘辛く煮たスジは、神戸では『ぼっかけ』などでおなじみの味。このメニューは五年ほど前から出しています」とリュリュ・サプライズのマネジャー・中尾敏幸さん。地元の味が、この店の客層の多数を占める若い女性にもウケている。和牛スジを使ったメニューには、ほかにカルボナーラやトマトソースと合わせたものなども。

◆お店が勧める愛用食材 RYU-RYUオリジナルスパゲティ乾麺

スパゲティは、開店以来、奥本製粉(株)が製造するオリジナルのものを使用。「まずは強力粉などが入っていないデュラム・セモリナ一〇〇%ということ。さらに製造工程では、麺を押し出すときの圧力や時間、麺を乾燥させる時間にもこだわっています。スパゲティは単純なものだけに、製造過程の微妙な違いで味が変わりますから」と中尾さん。

また、出来上がった麺は最低三ヵ月間寝かせるという。「いわゆる蔵出し。こうしてできた麺は、きちんとアルデンテの状態にゆで上がるんです」

一・五ミリメートルと一・七ミリメートルの二種類があり、RYU‐RYUの店舗では一・七ミリメートルを使用。また、このスパゲティ乾麺は購入も可能で、店舗や同社ホームページ上でも販売している。

◆「RYU‐RYU阪急六甲駅店」(神戸市灘区宮山町三‐一、六甲阪急ビル二階、電話078・802・3453)営業時間=午前10時~午後10時

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