中華料理特集 肉食系VS草食系ラーメン:味千ラーメン「トントロラーメン」
◆独特の食感が楽しめる香港発の人気メニュー
国内はもとより、海外12ヵ国でも展開中の「味千ラーメン」。人気の「トントロラーメン」は、もともと香港の店舗で販売されていたメニューである。
しかし、日本でも商品化するにあたり、流通量のあまり多くない豚トロ肉の入手ルートの確保と、肉のサイズが小さいためにスライス加工がしづらく、調整に苦労したとのこと。そのため、最初は手切りをしていたが、機械によるスライスが可能となり現在の形状となった。
1頭から2枚という少量しかとれない豚のほほ肉は、弾力のある歯応えで、プルンとした独特の食感。昨年までは1mmほどの薄切りであったが、今年から約3倍の厚さにしたことで、さらにふんわりとした食感も加わり、これまで以上に豚トロらしい食感が得られるようになった。
ガッツリと食べたい20代の若者客を中心に、男女問わず人気がある。また、食べ応えがありながらも、肉が軟らかく食べやすいということで、「たまにはしっかりと肉を食べたい」といった年配客からも好評。
ほかに「パイクー麺」(850円)や「チャーシュー麺」(850円)などの肉食系メニューもある。
●「味千ラーメン」/経営=重光産業(株)/本社所在地=熊本県熊本市戸島町9-20-9/店舗数=「味千ラーメン」国内102店舗、海外499店舗(2010年7月現在)