業務用加工食品ヒット賞 中華部門:富士食品工業「飯盛満腹亭シリーズ」

2013.09.02 414号 10面
スタミナ丼

スタミナ丼

 ◇スタミナ丼

 ■作り方

 (1)フライパンに油を引き、豚肉と長ネギスライスを炒め、炒めた豚肉に「飯盛満腹亭香ばしにんにく醤油」を絡める。

 (2)丼にご飯を盛り、(1)をのせ、中央に黄身をトッピングして出来上がり。

 ◇ねぎ塩天丼

 ■作り方

 (1)天ぷらを揚げる。

 (2)丼にご飯を盛り、「飯盛満腹亭和節ねぎ塩」をかける。(1)の天ぷらをのせ、同量の「飯盛満腹亭和節ねぎ塩」をかけて出来上がり。

 ◇デミカツ丼

 ■作り方

 (1)ロースカツを揚げる。

 (2)丼にご飯を盛り、千切りキャベツを敷く。

 (3)食べやすい大きさにカットしたカツをのせ、「飯盛満腹亭香ばし和風デミ」をかけ、グリーンピースをトッピングして出来上がり。

 ◇ジャンバラヤ

 ■作り方

 (1)フライパンに油を引き、ミックスベジタブル、ソーセージを炒め、ご飯を加え、「飯盛満腹亭香味エスニックだれ」で調味する。

 (2)鶏もも肉に「飯盛満腹亭香味エスニックだれ」をもみ込んだ後、焼く。

 (3)皿に(1)のジャンバラヤ、(2)のチキンとクレソンを添えて出来上がり。

 ◇カツ丼

 ■作り方

 (1)親子鍋に、揚げてカットした豚カツと玉ネギ、希釈した「飯盛満腹亭鰹だし醤油」を入れ、少し煮た後、卵でとじる。

 (2)丼にご飯を盛り、(1)をのせ、三ツ葉をトッピングしたら出来上がり。

 ◇簡単調理・汎用性を両立

 富士食品工業の「飯盛満腹亭(はんじょうまんぷくてい)シリーズ」は、具材と合わせるだけの簡単調理で定番丼、ご当地丼、カフェ飯と多彩な丼メニューが作れる市場で珍しい丼料理専用だれ。50年以上にわたり蓄積してきた製造ノウハウをもとに、丼に最適な味わいと粘度、照り、使い勝手のよさを実現。全7品とバリエーション豊かな品揃えで、得意先外食店の提供メニューの拡大、集客と調理効率の向上を果たしている。

 最近はご当地丼をメーンのグルメイベントが各地で開催。全国の特色ある丼料理が注目される一方、丼に特化した調味料は、醤油ベースの甘辛たれがほとんどで商品の幅が少ないと判断した。丼メニューの差別化策は食材のみにとどまり、専用たれによる価値提案ができないかと開発をスタート。昨年8月に発売したのが「飯盛満腹亭シリーズ」だ。

 当初は「鰹だし醤油」「コリアン旨辛醤油」「香ばしにんにく醤油」「トマトハーブ」「和節ねぎ塩」の5品をラインアップ。惣菜向けに数多く作成してきた丼レシピを分析、ゾーニングして、和洋中の人気丼のほとんどが作れるシリーズ商品を導入した。試作を繰り返し、各品ともご飯に合う安定感のある味わい、食欲を誘う具材の照り、食材に絡むたれの粘度を追求。味付けは、かける・あえるだけという簡単調理も両立した。

 人気の「香ばしにんにく醤油」は、醤油とニンニクの風味を全面に押し出したパンチのある味わい。焼いた肉などの食材にかけるだけで、具材の照りを引き出し、彩りのよいスタミナメニューができる。同品と「コリアン旨辛醤油」を使ったレシピは従来、焼肉のたれで代用されていたものが多いが、「飯盛満腹亭」は適度な粘度でしっかりとしたコクを引き出す。ベーシックな味わいの「鰹だし醤油」は、劣化しにくく、豊かなだし感を実現。「和節ねぎ塩」は沖縄の塩をベースに、カツオエキス、ネギを合わせた和風の塩だれに仕上がっている。「トマトハーブ」はトマトペーストなどをベースに数種のハーブをブレンドし、女性向けの洋食メニューを提案。おしゃれなカフェ飯が簡単に再現できる。

 販売チャネルは産業給食やファストフード、サービスエリア、居酒屋、ラーメンチェーン店が中心。主要メニューは1ヵ月の日替わりレシピとなる全20種(各品4メニュー)を提案するが、全メニュー数は約300品。ユーザーからは「1品で丼が簡単に作れ、汎用性もあって完成度が高い」と高評価を得て、従来なかったランチメニューによる集客増も果たされている。

 既存5品の順調な売上げを好材料にして、6月からは新商品「香ばし和風デミ」「香味エスニックだれ」を発売。「香ばし和風デミ」は調理感のあるデミグラスソースに味噌を加えた、コクのある味わい。「香味エスニックだれ」は専用たれが少なく、手作りすると手間のかかるタコライスやジャンバラヤなどのエスニック料理が簡単に作れる。

 差別化商材2品を加えた7品で提案力を強化。「飯盛満腹亭」のヒットでこれまで強みにしていた中華メニュー以外の品揃え、レシピ紹介にイノベーションを起こし、ユーザーとの接点を拡大。今後も顧客の期待に応えていく。

 ◆商品規格=1100~1200gPET×8

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