業務用加工食品ヒット賞 給食・惣菜部門:ヤマサ醤油「ヤマサデザートベースシリーズ」
◆牛乳と混ぜ合わせるだけ
ヤマサ醤油の「ヤマサデザートベースシリーズ」は、牛乳と混ぜ合わせるだけで口溶けの良いスイーツが簡単にできる。デザートのバリエーションが広がる汎用性、使いたい量だけ使える1L容量のボトル容器の利便性といった新たな価値を併せ持つ。一昨年の初導入時から引き合いを多く得て品揃えを着実に拡充。居酒屋、給食ルートのほか、老健施設などへと販売チャネルを広げ、デザート市場で新たな地位を築いている。
「デザートベース」は果肉などが入っていない、シンプルな液状のデザートの素。食材のトッピングや他スイーツとの組み合わせでユーザーが自由にアレンジできる。プレーンな「ヨーグルト風味」、さわやかな香りの「ゆず風味」、中華の人気レシピ「杏仁風味」、定番デザートの「プリン風味」、シニア層に人気の「きなこミルク風味」、濃厚な味わいが広がる「レアチーズケーキ風味」の全6品を揃え、冷やした牛乳と約10秒、同量混ぜれば、手作り感のあるデザートが出来上がる。
注ぎ口が大きく、分量が調整しやすい1Lのラミコンボトルを採用し、粘性があっても使いやすいよう工夫。必要量だけ使え、開封したボトルは冷蔵で保存できる。作り置きもできて大量調理にも適応している。こだわりのぷるぷるとした食感は、作りたてのフレッシュ感を演出。牛乳のカルシウムで固化するペクチンと色素、香料などの配合を突き詰め、口にするとなめらかな舌触りでやわらかく溶ける。
市場の既存品は果肉入りパウチ商材が多いが、「デザートベース」は使い勝手の良さを追求。具材不使用という設計によって、ユーザー独自の食材のこだわり、オリジナルレシピのアイデアが引き立つと好評を博している。食べやすい食感とやさしい味わいで、シニア層向けの展開も順調に推移。12年夏に初めて「ヨーグルト風味」を発売して以後、顧客の要望に応じる形でバリエーションを充実。居酒屋や給食、ビジネスホテルの朝食デザート、外食チェーンのコース・バイキングメニューへ採用が相次ぐ。介護施設といった新たなチャネル、西日本エリアへ販路を拡大している。高齢層は咀嚼(そしゃく)や消化が困難な食材もあるが、風味付けした「ベース」によって、普段食べにくい味わいを楽しんでもらいたいという、コンセプトへの理解も進む。
◆商品規格=1Lパック6本入り
●ふるふるナタデココ
作り方
(1)「ヤマサデザートベース ヨーグルト風味」と冷やした牛乳を混ぜ合わせ、カルピスを加え、よく混ぜ合わせる。
(2)ナタデココを(1)に加えて混ぜ合わせ、器に盛り、ミントの葉を添える。
●フルーツサラダ杏仁風味
作り方
(1)「ヤマサデザートベース 杏仁風味」と冷やした牛乳を混ぜ合わせる。
(2)フルーツを食べやすい大きさにカットし、(1)と合わせる。
(3)器に盛り、ミントの葉を飾る。
●きなこクリームあんみつ
作り方
(1)「ヤマサデザートベース きなこミルク風味」と冷やした牛乳を混ぜ合わせる。
(2)寒天を器に入れて(1)を盛る。
(3)粒あんをのせ、赤エンドウ豆、ミカン、サクランボを添える。
●ドライフルーツ入りレアチーズクリーム
作り方
(1)ドライフルーツ(イチジク、アプリコット、レーズン、クランベリー)は10分ほど湯につけておく。
(2)「ヤマサデザートベース レアチーズクリーム風味」と冷やした牛乳を混ぜ合わせる。
(3)(1)の水分をきり、(2)と混ぜ合わせて器に盛る。