近代メニュー革新!繁盛レシピ研究所:中国料理 璃宮 本格中華のスパイシーカレー

2014.11.03 428号 16面
10月1日からスタートした「本格中華のスパイシーカレー」

10月1日からスタートした「本格中華のスパイシーカレー」

宮本莊三店主

宮本莊三店主

 ◆ありそうでなかったスパイシーな人気定番料理 ランチにアラカルトに大活躍!

 業務用調味料を活用したランチメニューの繁盛事例は、多忙な料理人にとって重要な関心事。短時間で提供する即戦力として、また、調理技術を問わず調味の標準化を図るノウハウとして、大いに参考にしたいところだ。今回紹介する「中国料理 璃宮」の「スパイシーカレー祭り」は、そんな厨房ニーズにピッタリの成功事例。エバラ食品工業の「伽哩だれ」を活用してカレーランチ3品を提供。ランチはもとよりディナーのアラカルトとしても人気を高めている。「心地よいスパイシーな香りが魅力。サラッとした液状なので、素材になじみやすい。調理初心者でも簡単に扱え、短時間で提供できるので、人手の少ない多忙な現場にうってつけ」(宮本莊三店主)という実例を追った。

 ●営業の概況:イメージしやすい万人向け 半ライスとセットでガッツリ

 10月1日から「本格中華のスパイシーカレー」と銘打ってカレーランチ3品を提供。「カレー焼そば」「カレー野菜炒め定食」「豚角煮入りカレーラーメン」をPOPでお薦めし、男性客を中心に人気を集めている。スタートから半月の販売実績は、日販で定食10食、焼そば5食、ラーメン5食ほど。焼そば、ラーメンを注文した客の半数が半ライス(150円)をセットにするという。アラカルトで提供している夜は、焼そばが日販7~8食と好調。「ありそうでなかった料理、イメージしやすい料理なので、抵抗なく受け入れてもらえますね」(宮本莊三店主)と上々の出足を見せている。

 同店の開業は2010年10月。店舗立地は、京王線・橋本駅から徒歩10分の住宅地の一角。相模原市の勤労者総合福祉センター「サン・エールさがみはら」の1階で営業。集客数は昼・70~80人、夜・30~40人。客層は同施設の職員や来訪者、近隣住民など。客単価は昼・800円、夜・3500円。

 ●調理と特徴:手間なく無駄なく調理時間短縮 「黒胡椒だれ」の追加調味を推奨

 「カレー焼そば」は、鍋に油を熱し、中華麺を両面焼き付けて取り出しておく。豚ひき肉を炒め、中華麺を戻し、もやしを加えて炒め、「伽哩だれ」を加えて調味。仕上げににらを入れて完成。

 「カレー野菜炒め定食」は、鍋に油を熱し、豚肉を炒め、たけのこ、にんじん、キャベツ、長ねぎを加えて炒め、「伽哩だれ」を加えて調味。仕上げににらを加えて完成。

 「豚角煮入りカレーラーメン」は、「伽哩だれ」をがらスープで希釈し、中華麺を加え、豚角煮、白髪ねぎ、香菜をトッピングして完成。

 いずれも、いつもの材料と合わせるだけで、手間無く無駄なく簡単に調理できる。

 宮本莊三店主は「どれも調理時間は1~2分ほど。調味が一発で決まるので、調理初心者にも安心して任せることができます」と語り、「仕上げに黒胡椒だれを少量加えると、味が引き締まってプロ志向の味を演出できます」と補足。エバラ食品工業の「黒胡椒だれ」を用いたブレンド調味を推奨している。

 ●店舗情報

 「中国料理 璃宮」

 所在地=神奈川県相模原市緑区西橋本5-4-20 サン・エールさがみはら1階/営業時間=午前11時30分~午後3時、午後5時~9時30分、木曜定休(施設休館日に準ずる)/席数・坪数=40坪・36席

 ◆エバラで再現!模擬レシピ 「厨房応援団 伽哩(カリー)だれ」でやってみよう!

 ○使用食材:「厨房応援団 伽哩(カリー)だれ」

 素材になじみやすい液状タイプ

 トマトと玉ねぎをベースに数種類のスパイスをブレンドしたスパイシーな味わいのカレー調味料。鶏肉、豚肉、白身魚などの炒め物に最適。合わせる素材になじみやすい液状タイプ。

 規格=1L(常温)

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