ケータリングカー「CARクレープAZU」シトロエンに乗ったクレープ
CARクレープAZU(東京都三鷹市井口、0422・33・0067)のオーナー岩川寛幸さんが、クレープの移動販売を手掛けたのは、八年前だった。
一三年間レストランで、ケーキ、クレープを作っていた経験を生かし、友人から譲り受けた今は珍しい仏製シトロエンを改造、吉祥寺の映画館内駐車場で営業開始。ほどなく映画館の改装で止むなく、場所を立川のフロム中武内駐輪場に移す。
クレープの雰囲気に合わせ、車は、濃い目のピンク。保健所、消防署の許可を得るため、水タンク三〇〇リットル、流しと廃水の二槽シンクすべてを備えている。
メニューは、四〇アイテムにアイスクリーム。人気は、チョコバナナ三五〇円、その他チョコ、イチゴジャムがあり、平日一〇〇~一二〇枚、土・日三〇〇枚を焼いていた。すべて、その場で一枚一枚焼き上げ、「食べたらわかります。手作りのおいしさが」と自負する。
フロム中武の駐輪場廃止で、今再び、新しい設置場所の交渉に当たっている。
単発のイベントの要請があるが、オーナーは夜のスナック経営に当たっており、奥さんの運転では重荷のため、固定設置場所が決定するまでしばらく休業だ。