メニューを見てまずびっくりするのはドリンク類が安いこと。それにしても、ワイン三五〇円、ジンジャエール二五〇円、ビール中びん四五〇円、カルピスウォーター二五〇円は破格。店の看板は「ＳＰＡＧＨＥＴＴＩ　ＨＡＳＨＩＹＡ」。あくまでスパゲッティ屋で喫茶店ではないという自己主張で、飲み物のみの客は断っている。

本題のパスタ料理だが、同店のコンセプトは「醤油の味を基準にした和風スパゲッティ」。赤坂店の売れ筋は「海の幸」「ナスとベーコン」「海の幸のトマトソース」。写真は「海の幸のお醤油味」一三五〇円。エビ、イカ、タコ、アサリ、ワカメ、ホタテと海の幸がふんだんに使われており、味の決め手は同店がブレンドしたオリジナル醤油。

「スパゲッティのソースも時代と共に、ミート↓ホワイト↓トマトと、重いものから軽いものに移ってきており、同店でも完熟トマトをじっくり煮込んだトマトソースメニューも最近はよく出る」。

▽店名‐ＳＰＡＧＨＥＴＴＩ　ＨＡＳＨＩＹＡ（はしや）、東京都港区赤坂、０３・３５８７・０４５８（他代々木八幡本店など三店あり）

▽客単価‐一二五〇～一三〇〇円

▽運営会社‐㈱スパゲティハシヤ