最新エスニック食材講座(1) レモングラス 爽やかなハーブ、室内の脱臭にも
やさしい響きをもつ名前のレモングラスは、わずかな青臭みを伴ったレモンの香りに似て、やさしい柔らかい、さわやかなハーブです。
熱帯性のイネ科で、精油主成分はシトラール。多年草で冬は枯れても、春先になると若葉が元気に出て身長ほどに育ちます。
東南アジアの料理には、欠かすことのできないハーブです。東南アジアの食品マーケットでは、束ねて野菜や果物と一緒に売っています。香りを付けるために、他の香草とともに「トム・ヤム・クン」のようなスープ類、「レットカレー」「グリーンカレー」「イエローカレー」や「煮込み料理」にちょっと叩いてから、斜め切りにして入れる。
タイ、ラオス、ベトナム料理などでは、主に根の部分または根に近い部分を使っているが、カンボジアのカレー料理には葉の部分だけ使います。
現在、手元にインドネシアのトラジャ、タイ、小豆島のレモングラスを育てていますが、トラジャのレモングラスは、レモンの香りが弱く、山椒のような強い香りをもっている。小豆島のものは、やさしいレモンの香り、タイはさらに落ち着いた香りを有しています。料理の他に室内、靴箱に置けば臭気取りになり、バスルームでは、菖蒲湯のような使い方をします。
レモングラスティは愛好者が多く、とても人気があります。単品だけのティでもおいしいのですが、さらにミントの葉を少し加えると、一層香りが高く、味も複雑になります。薄い黄緑色のティは、レモングラスバスと同様に心身がリフレッシュでき、気分がスッキリします。少し疲れ気味の時などお推めのティです。
スパイス料理研究家
朝岡 和子
《トム・ヤム・クン》 ▽材料:有頭エビ6本、フクロダケ15個、レモングラス15本(5㎝カットのもの)ぐらい、カー2枚、カフェライムハーフ(バイマクルート)3枚、ホットグリーンチリ塩漬3本(輪切りにしてもよい)、香葉、フューメドポワソン(魚のスープストック)またはトムヤムスープ大さじ2、ライムまたはレモン汁大さじ2~3、ナムプラー大さじ1 1/2、チリインオイル小さじ 1/2(トムヤムスープを使用しない場合)、水3カップ。
▽作り方:①エビは背わたを取ります。②鍋に水とフュメドポワソンまたはトムヤムスープを加え、ライムまたはレモン汁を除き全部入れて煮立て、エビを加え火が通ったら止め、味をコショウ、塩で整えます。③最後にレモン汁を絞ります。(好みで加減してください。レモングラスやカフェライムは少し叩いて入れてもよい)













