オープン KFC、通常店の4倍以上規模店を新宿に
日本ケンタッキー・フライドチキン㈱(本社・東京都渋谷区、03・3719・4942)は、通常のケンタッキーフライドチキン(KFC)店舗の四倍以上の規模を持つイートインを中心とする超大型店舗を東京・新宿に同社直営店「新宿通り店」(一〇一一号店)をこのたびオープンした。
KFCのこれまでの大型店展開は、一昨年4月に北九州市のスペースワールド内の「カーネル・ラウンジ」店(建築面積三九六㎡、客度数一八二)で、今年8月に七〇〇〇万円余りの売上を実現し、イートイン対応の大型店での短時間、大量の商品提供オペレーション可能なことを実証。
また、KFCでは、本年度、サンド・バーガー商品群の充実をはかってきた。現在、チキンフィレサンド、てりやきカツサンド、カーネルバーガー、サーモンサンドと四種類のバリエーションになり、大型店舗でのイートイン需要の対応に必要なサンド・バーガー群が育っている。一方、バブル経済崩壊の中で、大都市部の地価が低下し、大型店の展開に適当な物件が多くなり、ファーストフード業界にとって、大都市マーケットでの「大型店舗化時代」への対応が必要になってきている。
こういう状況をふまえ、KFCチェーンとしての一層の成長を目指し、超大型店をオープンした。
今後、新しい状況にそくした積極的な店舗展開の推進を次の出店コンセプトで行なう計画。
①すべてのマーケットでの現状店舗コンセプトの出店拡大②大都市でのイートインの超大型店舗の展開③デパート、KIOSK、サテライト等のテナントによる小型店舗の出店拡大④小規模マーケット対応の省投資店舗の展開⑤第二世代コンセプト(KFCハーベスタークラブ)による新業態店舗の拡大。
なお、同社はあらゆるマーケットに対応した出店戦略を展開する。
同店の概要は次の通り。
▽店舗名‐KFC「新宿通り店」▽所在地‐東京都新宿区新宿三‐一七‐二アカネビル、03・5269・2056▽客席数‐三一〇席(地下一階客席、一階カウンターと厨房二階、三階客席)▽営業時間‐午前八時~午後一〇時。