人気のインド料理店 「ムガール」日本人の舌に合う現地の味で

1992.07.20 8号 3面

ム ガ ー ル

港区赤坂3‐10‐2

コマースビルB1F

03・3582・9940

11:00~22:30

12:00~22:00

(日・祝)

広さ約三三坪、五五席の店内はインドの宮廷をイメージしたつくり。店内に飾ってある絵や置物はインドのものを使用し、オリエンタルなムードづくりに一役かっている。オープンは九年前。インドのムガール料理専門店として銀座線・赤坂見附駅そばに開業した。土地柄三〇~四〇代のサラリーマンやOLの来店が多く、一日の平均来店数は約二二〇人。その三割は外国人で占める。

「インド料理は、家庭やシェフが異なると、味がまったく違うんです。ウチではインド人シェフが現地の味をそのまま提供していますが、日本人の舌に合うメニューで構成されています」と店長の矢内久男さん。特に日本人は辛さを押さえた、マイルドな料理を好む傾向が強いという。人気メニューは焼ナスのカレー「ベイガンバルタ」(一五〇〇円)やジャガイモとカリフラワーのカレー「アルコビ」(一三〇〇円)など。

カレーだけで四〇種類はあるが、ドリンク類にはインドのゴールドイーグル(六〇〇円)をはじめ、タイや中国などの六種類の世界のビールを取りそろえていて、これを目当てに来店する常連客も多いそうだ。

「インド料理は気取った料理ではないので、気軽に来て楽しんでいただけるような店づくりを目指しています」と矢内さん。オープン以来、常連客が増えているが、最近は女性客も目立って増えてきているそうだ。

客単価はランチが一〇〇〇円、ディナータイムが四〇〇〇円、夏は最も売上げがあるそうだが、一年を通して安定しているという。月商目標は一五〇〇万円をめざしている。

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