すし店のパワーアップ戦略 「うず潮」効率よくモーニングセット

1996.11.18 115号 13面

ジェイアール東日本レストランが手掛ける回転ずし「うず潮」チェーンは、モーニングのテスト展開を浜松町店で始めている。回転レーンに玉子焼き、生卵、納豆、焼き魚など一品アイテムを流すもので、早朝多忙な通勤客の朝食がターゲットだ。

モーニングはご飯、味噌汁、焼き海苔のセットをベースに、回転レーンに回る小鉢をお好みでチョイスさせるもの。「仕込みで早朝から入店するスタッフと店舗の有効活用」というのが企画の狙い。「メニューがシンプルであるため、アルバイトスタッフ二~三人と監督社員一人の体制で十分にまかなえる」そうだ。

展開から半年。一日平均来店客数一二〇~一五〇人、客単価四七〇円、モーニングタイムの平均日商六万五〇〇〇円。順調な実績を残している。「モーニングアイテムはすしと共通性があり食材ロスはほとんどない。来客は開店からの一時間に集中するので効率も良い」という。

今後は日商八万円をメドにノウハウを固め、いずれは他のうず潮にも導入する考えだ。

◆「うず潮」(浜松町店=東京都港区海岸一‐三‐一、JR浜松町駅橋上改札前、Tel03・3459・8484)

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