特選! 話題の飲食材を使った人気メニュー キャットフィッシュ4選
キャットフィッシュ(アメリカナマズ)の評価が年々高まっている。日本でシミズダイと呼ばれるこのキャットフィッシュ。脂の乗ったタイ、ヒラメと形容され、ほんのりとした甘味が魅力。ご当地アメリカではすしネタとして大人気だ。日本でも「生食、加熱食のいずれにも使いやすい魚」という認知が広まり最近では業種業態を問わず採用する店が増えている。今回はこのキャットフィッシュを使って和・洋・中・居酒屋向けのメニューを紹介する。
今回のメニューに使ったキャットフィッシュは、アメリカ産キャットフィシュのトップメーカー・デルタプライド社が日本の飲食店向けに加工処理したもの。同社の扱うキャットフィッシュは、ミシシッピ州のきれいな地下水による池で養殖され、大豆、コーン、小麦粉など穀類の浮き餌で育てられる。だから従来のナマズのような泥臭さは皆無。そのキャットフィッシュは生きたまま工場に運ばれ即、スキンフィレ加工、オゾン・紫外線殺菌、真空パック、トンネルフリーザーによる急速冷凍を施される。もちろんオーダーはオールシーズンOK。脂の乗ったタイ、スズキ、ヒラメといった食味は、俗に「トロ白身」と表現されている。
荷姿=八キログラム・IQF(バラ凍結、真空パック)/スキンレスフィレ/一枚当たり約二五〇~三〇〇g
輸入販売総代理店・(株)メイプルフーズ(東京都中央区、03・5565・7001)
■材料 キャットフィッシュ、山クラゲ、ニンニクソース
■作り方
(1) キャットフィッシュを薄く開き、真ん中に山クラゲを入れて巻く。
(2) (1)を蒸す。
(3) (2)に甜醤油のタレをかける。
■ワンポイント 淡泊な魚には紅油が合う。また、魚の身が柔らかいので歯ごたえある山クラゲを芯にした。
■材料 キャットフィッシュ、ガスコナード(ブルーフォンジュ、刻みパセリ、パン粉、卵黄、アーモンド)、ズッキーニ、ポテト、キャロット、魚用赤ワインソース
■作り方
(1) キャットフィッシュをムニエールにしてガスコナードを表面に塗りオーブンで焼き火を通す。
(2) 野菜類をトルネし湯通ししてバターでグラッセーする。
(3) ポテトは丸型に切り丸く並べ電子レンジで火を通してからバターで表面をきつね色に焼き上げる。
(4) (3)を皿の中心に盛り(1)をその上に重ね、赤ワインソースを皿のまわりに流し、野菜とバジルを飾る。
■ワンポイント ガスコナードの香りとキャットフィッシュの風味が良く合う。ソースが白身の見た目を良く引き立てる。
■材料 キャットフィッシュ、蕎麦、粒そば、さらしネギ、赤ピーマン、わさび、海苔、そばつゆ
■作り方
(1) キャットフィッシュを解凍してよく拭き上身に塩を振りしばらく置く。
(2) (1)を分量に包丁、骨切りし、束にした蕎麦をあおり芯にして巻き器にきめ蒸す。
(3) (2)に粒そば、さらしネギ、赤ピーマンの千切り、わさび、海苔、そばつゆで供す。
■ワンポイント 冷やしてもおいしい。夏のスタミナづくりはサッパリとしたキャットフィッシュ麺で。
■材料 キャットフィッシュ、カレー粉、片栗粉、白髪ネギ、ビーツ、グリーンカール
■作り方
(1) 魚に下味を付ける。
(2) (1)に片栗粉とカレー粉をつけ油で揚げ、盛り付ける。
(3) 白髪ネギとビーツ、グリーンカールを飾る。
(4) あさつき少々を振りかける。
■ワンポイント カリッとした触感を味わう。ビールのつまみとしても最適。