料理人私の健康法(10)ラ・トゥーエルオーナシェフ・清水忠明さん

1998.06.15 154号 27面

「下着からワイシャツ、靴にいたるまで身に着けるものすべてカミさんはノータッチ」という清水忠明シェフは大の買い物好き。パリ修業時代には靴にはまり、買い求めるうちに段ボール二箱が帰国土産となったほど。

これらの靴、今では「足がむくんだのか一ランク上のサイズとなり」履かずじまいでおしゃかにしてしまった。それでも懲りず、今でも買い物狂いは続くが、最近では、買い求めたシャツやネクタイなどはトータルコーディネートを楽しむ道具となり、精神的ストレスの発散にしている。

ただ「ピッタリ決めても車での出勤、たまの休みにめかして歩いても、カミさんから何を考えてるのとからかわれるのがオチ」と悔しがる。いつか制服のコックコートを脱いだシェフのおしゃれぶりを披露させてあげたいものだ。

毎日厨房に閉じこもる反動で、三年前からテニスを始めた。週一回一時間半、テニススクールで思いっきり汗をかき楽しんだ後、さらに公園で軽く流し練習する。

休日は家族との唯一のコミュニケーションタイム。この後ボーリングコースも入れ「息抜き十分の休日」にする。左脳右脳のバランスを楽しむ健康法だ。

<しみず・ただあき>フランス料理「ラ・トゥーエル」オーナーシェフ(東京都新宿区神楽坂六-八、電話03・3267・2120)/生年月日=昭和31年11月6日、さそり座/血液型=O型/身長・体重=一七〇㎝、七二㎏。パリで修業中は五二㎏のガリガリだったが、自ら店を持つようになってからはほとんど変化なし/酒・たばこ=高校時代おぼえたたばこはパリでは葉巻に替わり、今ではパーラメントに。一日一箱。日替わりメニューを考える時、つい吸ってしまうという。酒は飲めない。飲んでも風呂上がりに一口飲む程度/食事=肥満を恐れ一食抜いて一日二食。昼は麺類、中華系が好みとか。夜はご飯なしで貝の吸物などサッパリしたものや刺身などをつまみ程度に/家族構成=弥生夫人、香保里ちゃん、友加里ちゃん。

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