ここがツボ売れる惣菜(6)お好み焼き・焼きそば

1999.06.07 179号 20面

夏に売れるものといえば「お好み焼き」と「焼きそば」だ。スーパーマーケットのテナントだったら、この二つのメニューは必須メニュー。夏休みになれば、間違いなく売上げは大幅にアップする。弁当店や街の惣菜店でもこの二つは売れ筋になるもの。がんばって大ヒットをさせたいものだ。

この二つのメニュー、別にどうってことはないじゃないか、と疑う人は世の中の動きを知らない人といわれても文句は言えまい。この不景気で売れるものも変わってきているのだ。

デフレ不景気でスーパーマーケットはどこも生鮮三品や食品を超安で売る。客はそれを買って料理をどんどん作る。したがって、夕方のおかずになる惣菜が売れなくなってきている。昨年の秋から惣菜デリの商品の売れ方が鈍くなってきている。

だが、おかず以外は別。だからスナック類の売上げが目立ってよい。お好み焼きも焼きそばも、惣菜デリの分類はスナックメニューであり、これがよく売れる。しかし、夏にこれを単に安く売るのではあまりにも能がない。この二つの商品は冷凍食品にもあるが、売れてしかももうけるには「手作り」にすること。

(1)“具たっぷり”お好み焼きと(2)“具たっぷり”焼きそばである。

お好み焼きは、スーパーで売っている家庭用のお好み焼きの素を使い、キャベツなどの具をたっぷり使ってボリュームのあるお好み焼きを研究して作る。そして値段は一枚二九八円ぐらいで売るのだ。

焼きそばも、肉(牛、豚、鶏)とキャベツをたっぷり使って作る。麺が問題だ。マルちゃんか菊水の業務用の焼きそば麺のように時間がたってものびない麺を使うところがヘソ。ソースは自分で工夫して作っておいしくすること。決してソースの粉や業務用をそのまま使うようなことはしないこと。

お好み焼きも焼きそばも冷食よりもおいしく、そして値段も二九八円と安くすれば、必ず売れる。大きくて、安くて、食べたらおいしい。これが今年の夏のヒット作戦だ。

どうしたらおいしくなるか、皆で真剣にレシピを作ろうではないか。そして一度にどかっと作らずに、売れたら作るようにして、一日中温かい出来たてを売るようにしたいものだ。

(惣菜産業新聞より転載)

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