静岡夏期特集:水産動向=海洋深層水関連施設が続々オープン
新焼津漁港の駿河湾海洋深層水取水施設は、平成14年の11月から商業目的の本給水を始めている。静岡県は清浄で温度の安定した海洋深層水を栽培漁業に応用するため、取水施設の周辺に研究施設を建設した。養殖魚の稚魚や磯焼け対策の海草の育成技術を確立し、海洋深層水を漁業の発展のために役立てたい考えだ。 焼津市は海洋深層水の産業利用を推進するために脱塩施設を建設した。ナトリウム分が大量に含まれていると、深層水を使用できる産業に限界があるためだ。脱塩施設は従来の方法の