南高梅2年連続の不作、原料梅干し30~40%高騰へ(JA紀南予想)
【大阪】日本一の梅どころを誇る和歌山県紀南地方(田辺市、南部川村周辺)では、平年通り6月中旬から7月中旬にかけて、梅干し加工用の南高梅の収穫期に入っているが、紀南農業協同組合(JA紀南)の6月18日時点の生産予想では、青ウメの収穫量は約一万四五〇〇t(前年比三四%減、平年比二五%減)と、二年連続の不作で大きく減産する見通し。原料梅干しの漬け込み量も前年比四〇%減に落ち込み、A級率は約五〇%(昨年は約七〇%)と、歩留まりも低下しそうだ。そのため、梅干し一樽(一〇キログラム)当た