ボトル缶で新容量・価格提案「マグナムドライ」発売(サントリー)
サントリー(株)(東京都港区、03・3470・1104)は、発泡酒「マグナムドライ」に『ボトル缶』を投入した。これは幅広いシーンでの飲用に対応することで、「マグナムドライ」のファン層拡大を狙ったもの。容量四一五ミリリットルで、希望小売価格・税別一六五円と新しい容量と価格を提案し、口径も三八ミリメートルとワイドな飲み口を採用。先行する他社製品と差別化を図る。アルコール分約五・五%、荷姿一函二四本入り。発売日は東日本が4月3日、西日本は4月17日。
「マグナムドライ」は九九年発売以来、急成長を続けており、初年度販売一三六〇万ケースと同社新製品過去最大を記録。二〇〇〇年度は前年比二倍以上の二八八三万ケース、今年も2月までで前年比二一・七%増と好調な勢いは加速する一方だ。
アルミ製ボトル缶はキリンとサッポロが昨年、ビールで投入したのが始まり。その後、発泡酒や茶系飲料へと広がり、ついには今年4月3日、旭化成がチューハイ初のボトル型缶を発売するまでに定着した。
これで大手ビール会社で同様製品を出していないのはアサヒだけとなった(アサヒ飲料は除く)。