日本酒造組合中央会、日本酒イメージリーダーに内藤剛志と櫻井淳子を起用
10月1日は「日本酒の日」。日本酒の新しい楽しみ方や魅力を若い人にも広げようと、“日本酒イメージリーダー”として俳優の内藤剛志(ないとう・たかし)さんと女優の櫻井淳子(さくらい・あつこ)さんの二人が決定した。これは「日本酒の日」を広く認知・普及させることを目的に、日本酒造組合中央会(東京都港区、03・3501・0108)が選考、決定したもの。同中央会需要開発委員長の福光松太郎氏は「お二人の力を借りて、さらに日本酒の魅力とイメージアップを図り、ファンを増やしたい」とあいさつした。
二人の選考理由は内藤さんが、ドラマの連続出演記録更新などバイタリティーあふれる活動が世の男性に“カツ”を入れ、現代社会を代表するリーダーというキャラクターが最適と判断。櫻井さんは、日本酒のように透き通る美ぼうを誇り、理想のお嫁さんとして若い男性に注目され、若い女性の憧れとしても人気が高く、若い世代に共感を呼ぶことが決め手となった。
内藤さんは「値段も価値も高い日本酒からは遠ざかっていたが、これを機会に自分から日本酒のイメージに近づきたい」と喜びを語った。櫻井さんも「友人たちと鍋を囲みながらの日本酒で、私には身近な存在。若い人たちも日本酒に親しんでほしい」とあいさつ。二人には今後、日本酒のおいしさと楽しみ方の普及・啓蒙活動が期待される。
9月28日、東京・六本木のヴェルファーレで行われた同リーダー発表会には、雑誌「hanako」で募集した若い女性が多数招待され、パーティーや抽選会などで盛り上がった。日本酒の低迷は続いているが、最近、若い人、特に二〇代の女性が冷酒を中心に日本酒を楽しむ傾向が出てきている。
今回のイベントは「日本酒の日」のプレ・イベントとして、若者をターゲットに行ったもの。同組合では今後も、日本酒についてのさまざまな情報や健康面、美容面、また楽しい飲み方、おいしい飲み方などを中心に積極的な情報発信を行っていく方針だ。