小売業は勝ち組・負け組に2極化(鈴木孝之氏講演)

統計・分析 小売 1999.03.17 8503号 3面

「百貨店、GMS(総合スーパー)の売上げだけを消費低迷の判断材料にするのは間違っている」とメリルリンチ証券アナリストの鈴木孝之氏は指摘する。多くの小売業の月次売上高推移がマイナス続きなのは事実だが、伸び続けている企業も存在し、「勝ち組と負け組がはっきり分かれてきた」(同氏)のだという。勝ち組の中で目立つのが衣料、家電、ドラッグなど専門大店のチェーンで、百貨店とGMSはそれらに食われているのが現状だ。小売業界では地域やカテゴリーごとに実は一人勝ち現象が進行していて、やがてカテゴ

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