アサヒビール、既存ビール見直し「富士山」「ファーストレディシルキー」発売へ
アサヒビール(株)(東京都墨田区、03・5608・5126)は、「アサヒ生ビール 富士山」「アサヒファーストレディ シルキー」の二商品(写真)を4月1日から全国で新発売する。同二品はそれぞれ「スーパープレミアム」「ファーストレディ」の原料配合などを見直したもの。既存商品の再構築を行うことで個性をさらに強固なものとし、主力「スーパードライ」を柱とした商品ラインアップ強化を図っていく方針。
「富士山」は、富士山麓朝霧高原の地下一二〇mからわき出る天然水を一〇〇%使用したプレミアムタイプの生ビール。既存商品「スーパープレミアム」のリニューアル商品として原料配合などを見直し、素材のうまみを強調するとともにブランド名も「富士山」と一新、素材感・品質感を前面に押し出した。今年度販売目標は二〇〇万ケース。
「ファーストレディ シルキー」は、“絹のような滑らかな口当たりとスムースなのど越し”が特徴の生ビール。通常商品に比べ苦みを二割抑えた女性向けビール「ファーストレディ」を見直し、さらに二割近く苦みを減らすとともにブランド名も「シルキー」とした。アルコール度数四・五%、カロリーは通常ビールと比較して約二〇%低く設定。また、消費者の要望に対応、おいしく飲める飲みきりサイズとして二五〇ミリリットルのミニ缶を新たにラインアップした。今年度販売目標は一二〇万ケース。
また同時に、地方限定ビールとして人気を集めている「江戸前生ビール」(東京)、「生一丁」(大阪)、「名古屋麦酒」(名古屋)の味とパッケージデザインをリニューアルする。
▽希望小売価格=「富士山」大びん三三五円、中びん二八二円、五〇〇ミリリットル缶三〇一円、三五〇ミリリットル缶二三三円。「ファーストレディ シルキー」三五〇ミリリットル缶二一八円、二五〇ミリリットル缶一七〇円、小びん三三四ミリリットル一八九円