雪印乳業、牛乳アレルギー疾患用ミルク「ペプディエット」発売
雪印乳業(株)(東京都新宿区、03・3226・2124)はこのほど全国の薬局・薬店で、乳幼児を対象とした牛乳アレルギー疾患用ミルク「雪印ペプディエット」を新発売した。
同品は(1)アレルゲン性を十分に低減した牛乳タンパク質分解物を使用(2)母乳に多く含まれているヌクレオチドやビタミン、ミネラルなど赤ちゃんに必要な栄養成分をバランスよく含んでいる(3)タンパク質を分解したミルク特有のにおいや苦味を抑え、飲みやすくしている(4)溶けやすい顆粒状で、調乳が簡便‐‐などの特徴がある。
平成7年「厚生省アレルギー疾患疫学研究班」の調査によると、乳幼児の三〇~四〇%に何らかのアレルギー症状がみられるとされている。特に乳幼児のアレルギーは食物が原因となる場合が多く、栄養の多くをミルクにたよる赤ちゃんが、牛乳アレルギーとなった場合は、深刻な問題となる。このような牛乳アレルギー疾患の乳幼児には、牛乳成分のアレルゲン性が低減されたミルクが必要となる。商品概要は次の通り。
▽内容量=三五〇g缶▽適応=牛乳アレルギー疾患、乳糖不耐症、ガラクトース血症▽小売希望価格=一七〇〇円