本格焼酎を専門に醸造する（株）渡辺酒造場（宮崎県西臼杵郡、０９８２・８２・００５４）は、国分（株）との共同開発による焼酎「鬼がら」（三品種・六アイテム）を９月４日から発売している。

「鬼がら」のネーミングは、宮崎県椎葉村が舞台の創作民話から。鬼がら（鬼の脱皮した脱けがらのこと）を着て鬼になりすます怠け者の与助が、村人に相手にされなくなったことから、善行を積み重ねることによってようやく人間に戻るという話で、短編アニメ化もされている。

商品は麦焼酎、米焼酎、いも焼酎の三種類で、いずれもアルコール分二五度、一・八リットル入り（紙パックとびん入りの二アイテム）。

「本格麦焼酎」は、独自酵母と五ヶ瀬川の岩清水を使ってじっくりと仕込んだ、フルーティーな香りのもの。「純米焙炒焼酎」は、原料米を瞬間熱処理することにより、その風味を最大限に引き出した、華やかな香りと淡麗な味の焼酎。「本格いも焼酎」は、コガネセンガンを原料とした、自然な甘さとまろやかなうまみが込められたマイルドな香りが特徴。

希望小売価格は本格麦焼酎は一二五〇円（びん一二七〇円）、純米焙炒焼酎は一三五〇円（同一三七〇円）、本格いも焼酎は一三〇〇円（同一三二〇円）。全国発売。