西友、100g 398円のインスタントコーヒーを開発輸入発売
(株)西友(東京都豊島区、03・3980・4590)は2月24日、三九八円(一〇〇g)という画期的な安さのPB「百選廉価インスタントコーヒー・コロンビア一〇〇」を発売した。コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)の全面的な協力により実現、生産、びん詰からラベリングまで現地で行う。全国二〇四店舗とグループ五七店舗の計二六一店舗で初年度約四億円を見込む。
西友のインスタントコーヒー(IC)とレギュラーコーヒー(RC)の販売比率は七対三で、ほぼ横ばい状態が続いていた。「過度な価格競争をせず、ICの売上げを上げるには高品質かつ低価格な商品を安定的に供給する必要がある」(広報)ことから、気候要因などでコーヒー原料の高騰するなか、安定的に低価格で高品質、保存性に優れるICを販売したいとする西友と日本での消費拡大を狙うコロンビア側の意向が一致、今回の開発が実現した。
コロンビアの生豆を一〇〇%使用し、日本人の味覚に合わせた焙煎方法で酸味と苦みをバランスよく仕上げ、フリーズドライ加工により味・香ともに再現性に優れ、マイルドな味わいを持つ。
FNCは、コロンビアのコーヒー生産促進、生産技術・システムの向上、コーヒー農民の生活レベルの向上を図っている非営利民間機関で、製品輸出の四割のシェアを持つ。西友向けにはFNCのチンチナ工場で生産される。