「信州寒天発達史」（矢崎孟伯著、協力・長野県寒天水産加工協組、銀河書房刊、一六〇〇円）が発売された。 内容は心太の由来、寒天の起源、関西、諏訪地方における寒天産業の発達や戦中、戦後の推移などのほか、産業を支えた「天屋衆」と呼ばれた男たちの生活、栄華を極めた往年を多くの写真や資料で紹介している。 著者矢崎氏は、本紙「昭和の食品産業史」でも寒天、信州寒天を執筆、信濃史学会副委員長を務めるなど、昭和二〇年代から同業界の研究に着手、第一
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