ミカン缶詰特集 国内への供給数量、在庫過多でヒネ下落。2月末から新物活発化
ミカン缶詰が、昨年一年間で国内へ供給した数量は、平成3年度製造の四三五万函にJASなしの一〇万函と、中国・スペインから一二二万函の五六七万函であった。 市況は年前半は景気の余韻もあり出荷も進んでいたが、中国やスペインからの輸入数量が怒濤のごとく入るにしたがって供給過多となり、需要と供給のバランスが崩れ、端境期の10月段階でストック在庫が一三〇万函あり、前年より在庫が五〇万~六〇万函多かった。そのため、ヒネもの相場は下落し年明けには四号缶で大卸一〇〇円~