山形の在来作物を守り継ぐ人々の物語 映画『よみがえりのレシピ』全国で上映中

2012.11.10 208号 07面
小学校で栽培された外内島キュウリ。収穫後、種は次の学年に引き継がれる=映画『よみがえりのレシピ』から

小学校で栽培された外内島キュウリ。収穫後、種は次の学年に引き継がれる=映画『よみがえりのレシピ』から

 山形県の在来作物を伝承する意義をドキュメンタリーで伝える映画『よみがえりのレシピ』(渡辺智史監督)が全国で順次公開されている。大量消費時代に直面し、流通に適した生産効率の良い品種に取って代わられ消滅してしまった在来作物。映画には、生き残った伝統野菜である梓山大根、外内島キュウリ、白山だだちゃ豆、藤沢カブ、田川カブ、宝谷カブ、山形赤根ホウレンソウ、甚五郎右衛門芋などと、それを守り継ぐ人々が登場。県内の上映会では多くの観客の感動を呼んだ。

 山形県鶴岡市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行オーナーシェフが映画中の料理を担当しているのも話題だ。

 配給元『よみがえりのレシピ』製作委員会

 上映情報http://www.y-recipe.net/

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