聞いて効いて:若返り成分「ポリアミン」解明へ

2004.06.10 107号 11面

若返り成分・ポリアミンの働きが、自治医科大学大宮医療センターの早田邦泰博士らの研究で実証された。

ポリアミンはアミノ酸から合成される物質で、すべての生物の細胞内にあり、細胞の増殖や生存に不可欠なもの。加齢につれ体内ポリアミン量は減少し、老化の原因となる。

しかし、納豆などポリアミンを特に多く含む食品を食べることによって、ポリアミンを作れなくなった老化細胞も、再び若い細胞と同じような働きをすることがヒトの試験で確認された。早田博士は「高ポリアミン食品を摂取することで、血管が若返り、血流も促進され、動脈硬化などの予防にも役立つ」という。

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