同業がうなる!居酒屋創作料理:「宮崎県日南市 塚田農場」八重洲北口店

2016.11.07 453号 07面

 ◇生産者の思いと郷土色を打ち出す 自社養鶏で地鶏をリーズナブルに

 生産者と直結した新しいビジネスモデルが注目されているエー・ピーカンパニー。同社が全国展開する「宮崎県日南市 塚田農場」は地鶏のおいしさを世の中に広めたいという思いから、宮崎県日南市に自社で養鶏場を始めたのがきっかけで、現在も自社生産による高品質の地鶏をリーズナブルに提供している。「より良い食材を追い求めて独自の工夫をする生産者の思いがつまった食材だから、最後のひと口までおいしく食べてもらう努力を怠りたくない」と、商品開発に携わるスタッフ自らが生産者と一緒に過ごした体験を調理に取り入れたメニューには、新鮮で郷土色豊かなオリジナリティーがあふれている。

 ●「炊餃子」

 日販:10~20食 1人前850円(税別) 2人前から

 主役はコラーゲンとうま味がつまったスープ塊

 宮崎では日常的に用いるアゴだしと、地頭鶏のガラを丁寧に骨の髄まで8時間炊き出したスープを冷ましたコラーゲンの塊が鍋に「ドン!」と入っている。鍋を火にかけると塊がとろけていき、スープのうま味がもっちりとした食感の餃子に乗り移る。薬味の針ショウガと魚粉はおいしさのアクセント、締めのラーメンはセットでオーダーするのが定番という。「炊餃子」は、九州・博多のご当地グルメだが、同店ならではのおいしく・楽しい演出が加えられている。

 ●「じとっこ炭火焼」

 日販:30~40食 中サイズ1,220円(税別)、大サイズ1,890円(税別)

 魂のこもった究極の炭火地鶏

 同店の上質な地鶏を炎で一気に焼き上げた象徴的メニュー。地頭鶏の良さを出すのは焼きが全て。火加減と炭の量を秒単位で管理している。道具にもこだわり、試行錯誤を重ね作られた焼き網を使う。ユズコショウも宮崎県日南市にある同社直営の果樹園で育てられたものという徹底ぶり。

 ●「四代目チキン南蛮」

 日販:10~15食 680円(税別)、小サイズ380円(税別)

 天使が羽ばたきそうな軽さで女子力高し!

 同店の開店以来の定番メニューだが、ブラッシュアップを重ね現在4代目。がっつりしたイメージを覆す、ふんわりエアリーな食感で女性でもペロリと完食できる軽さがある。自家製タルタルソースには、自慢の「塚だま」をたっぷり使いリッチに。第6回からあげグランプリ金賞受賞の自信作。

 ●「塚田のめんたま」

 日販:8食 650円(税別)

 めんたいこ贅沢一本のせ

 明太子がまるまる一本載った、見た目も食感もダイナミックな圧巻の厚焼き卵。店に居る卵焼き名人が注文を受けてから「塚だま」を溶いて焼き上げ、出来たてを提供しているのも人気の秘訣。オススメの食べ方は、卵のうま味がトリプルパンチでやってくる「マヨネーズ」という。

 ●「塚田流ミックス盛り」

 日販:2~5食 780円(税別)

 新鮮食材オールスターズ

 大皿に、地頭鶏むね肉、ささ身、塚だま、馬刺し、西都ニラ、長芋、モヤシ、万能ネギ、ごま、が載り、濃厚な卵と、甘辛くコクのある辛味噌だれでいただく。同店が扱う食材のオールスターだけあって、当然の結果の一番人気メニュー。食材同士がけんかすることなく、それぞれの良質さを思い切り発揮している。

 ◆愛用食材:「マキシマム」 中村食肉(宮崎県北諸県郡)

 あらゆる料理に合う万能スパイス

 何種類もの食材がブレンドされプロ級の味になるというお肉屋さん特製のスパイス。ステーキ、フライ、スープ、ドレッシング…と、あらゆる料理にぴったり。同店では、厚切りフライドポテトに使用した「マキシマムポテト」が大人気。

 ◆店舗情報

 「宮崎県日南市 塚田農場 八重洲北口店」

 経営=エー・ピーカンパニー/店舗所在地= 東京都中央区日本橋3-3-3 八重洲山川ビル4階/営業時間=午後5時~翌午前0時、土日は時間変更有り、無休/席数=120席/平均客単価=3,500~4,000円

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